何故にアイルランドなのか
Q.
英国人と結婚した私が希望する移住先が夫の故郷であるベルファストではなく、何故にアイルランドなのか?
A.
夫との結婚手続きで色々とググるまで私もまったく知らなかったんですが、イギリスへの移住はビザ取得に係る課題がハンパないんです!
詳細は面倒なので『イギリス 配偶者ビザ』でググって下さい。
で、そのいくつかの課題の中で私たちが取得を断念したものは、
■英国人の年収が最低£18,600であること(約270万)
→あれ?そのぐらいならOKじゃね?って日本人なら思うかもしれませんが、英国内でこの年収を稼いでる人って国内の約半分ぐらいなんだそう。もちろん夫もボーナスが出ないただのエンジニアだったんでこれはクリアならず。
■ビザ申請費用が£1,523(約22万)※申請が却下されても一切返金なし
+大半の人が申し込むプライオリティ(優先)サービスが約9万
+半数が依頼してる行政書士の費用が約20~30万
■NHS(国保)の前払いが£500(約7万)
■IELTS Life Skills A1取得の受験料が¥24,138
→ぼったくりバーかよ!と言いたくなるぐらいの高額っぷり。低所得の夫と長い片親生活だった故、蓄えがほとんどない私にはハードル高すぎ。
■英国側のサポートしてくれる人からのカバーレター
→夫側にこれを頼める人が皆無だったためにこれもクリアならず。
もうね、ビンボー人で家族や友人等の人付き合いも薄い人は申請出来ないようになってるんじゃないかと思うような内容なんですよね。そういう訳で英国に移住する事は諦めていました。
しかし!別の方法でアイルランドになら移住が出来ることが分かったんです!
夫は英国と言えども出身は北アイルランド
英国人であっても2005年以前にアイルランド島で生まれた人にはアイルランドの市民権とパスポートが取得出来るんです。しかも、英国は二重国籍を認めているので英国籍を放棄しなくてもいいんです!!(←夫的にここ大事)夫もBrexitが決まるまでアイルランド国籍を取るなんて考えもしなかったそうです。パスポートはこれから申請をする予定ですが、取得出来れば夫はアイルランド市民として、私はその配偶者として、隣国のような高いハードルもなくビザが取得出来るので私たちは英国ではなく、アイルランドに移住する事にしたのです。
これからどうなるか分かりませんが、今の所は北アイルランドとアイルランドは自由に行き来が出来るので住む場所がベルファストでなくアイルランドになっても私は気にしません。例え、ゴールウェイやコークになっても飛行機で20hに比べれば全然近いんですから。頑張って下準備を進めて数年後には無事移住できるようにしたいと思います。